あんまりこの辺ってむちゃくちゃお得感があるようにも思えないというかまぁ地味なとこなんですけどね。
[かぶ] 国内でも普及し始めてきた今だから、Chromebookについて改めて考えてみよう（10）「本体はGoogleアカウント。端末は紐付けられた環境を一時的に復元するための仮の箱」という考え方。
複数のアカウントを1台で管理する、あるいは、複数台にひとりのアカウントを入れておくっていうのも自由にできるのがChromebookの魅力ではあって、それはなかなか他のOSのPCやiPadなどではできないことです。
まぁChromebook、アカウント管理が楽なのとセキュリティ面でもあんまり心配しなくていいので、
— あさの (@sugapiyo) 2023年5月28日
いっそ親子でっていうかひとりでも複数台持ちすりゃあいいじゃんって気もしますが（Chromebookおじさん発言 https://t.co/JGiWaXwIZ6
Windowsを初期化する、あるいは他のユーザーと共有するにも、セキュリティ面でどこかしら不安が出てきます。
それがChromebookだと、端末自体はまっさら、アカウントは明確に分けられるわけでして、それで色々と気楽なことをやっても安心できるのです。
たとえば他の方にChromebookを譲るとなったら内部ストレージはどうするんだという話になるけど、そもそもそんなに内部にデータを残しておかなければ初期化する時も楽なんです。
アカウントの情報を削除してしまえばいいってだけなので。
……といっても皆さんは「ChromebookでAndroidアプリは動かないのか！」とかそっちの方を気にするでしょうけど……
確かに最初の頃と比べれば、いくらかChromebookに対応したAndroidアプリも出ています。
でも素直にアプリを使いたいのならば本来、Chromebookって選択肢ではなくてAndroidタブレットになります。
でもAndroidタブレットの選択肢は少ない。
だからChromebookも考えるとなるわけでしょうけど、本来Chromebookは「Androidアプリを動かす」のはあんまり得意じゃないのです。
[かぶ雑感] Chromebookは本当に「出来ることが少ない（限られている）」のか考えてみる。「出来ること」という言葉について。
おかげさまでChromebookはあれができない、使えない、とはよくボロクソに言われるもので、そりゃあ従来のPCと同じ使い道を考えるならば「できない」「使えない」は当然出てきます。
Chromebookの良さは「できる、できない」とは別の軸にある - あさのよみもの
この件は前にも書いたわけですけど、何よりも「アカウントの管理だけちゃんとやっとけばなんとかなる」のがChromebookだとできるのです。
たとえば、30分以内にそのPC貸してくれ、と誰かに言われて貸せますか？
ゲストモードという手ももちろんありますが、そうじゃなくてPCの機能をフルに使いたいんだと言われたらどうでしょう。
端末の初期化だけで何時間食われるか分からないのが普通ではないでしょうか。
でも、Chromebookだったら30分、あるいはもっと早いうちに初期化できますし、貸出だってできます。
返却も容易です、ログインしてたその人のアカウントをログアウトさせるか、さっさとPowerwashかけて初期化すれば済みます。
何故なら「端末に入っているデータ、ソフトを動かす」のではなくて、「自分のアカウントでログインするだけ」「端末からクラウド経由で何かをやる」から。
いわゆる「シンクライアント」ってやつです。
Chromeブラウザしかできない、ではなくて、Chromeブラウザを通じて様々なサービスが使えるのがChromebookです。
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GeForce NOWなんてまさしくそのサービスでして、Steam等で買ってきたPCゲームをクラウド経由で遊べます。
最近ドハマリして地下をほりほりして40時間あまり経ってますが、端末内にはデータはありません。
回線さえなんとかすりゃあいいってやつですね。
ChromebookでなくてももちろんGeForce NOWは使えますが、とりわけ相性が良く予算もそんなにかからないのはChromebookじゃないかと思います。
